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2009年8月27日 (木)

宇宙一辛いラーメン、その名は「ほたる」

>前日記【Ristorante Soffio】の続き

 

Ristorante Soffioを退店し、あざみ野を去り、新宿へ戻ってきた。

この日はもう1つ、どうしても行っておきたい所があった。

そしてそこには「宇宙一辛いラーメン」と謳われるものがあるとのこと。

宇宙一だと?

地球、それを含む太陽系、それを含む銀河系と、あらゆる天体の存在する空間、存在し得る限りのすべての物質を含む空間、それが宇宙。

この無限大の空間でNo.1だと?

なら、それを平らげて僕が宇宙一になってやろうじゃないか!

自信はあった。

激辛通の間で噂の最強の激辛ラーメン、蒙古タンメン中本の「北極」。

その強烈な辛さに、完食は疎か、スープすらまともに飲めない者もいるという。

それをいとも簡単にスープの一滴も残さず完食した僕は自他共に認める大学No.1の激辛王。→中本「北極」レポ

そんな激辛王にとって、「宇宙一辛い」なんてものをどうやって避けられようか。

しかし、数々のレポートを見る限り、どんなに激辛に強い人でも制覇できないとのことで、僕は秘策を考えていた。

まずは、空腹であること。

朝から何も食べないという事ではない。

朝昼をしっかりとって、出すモノも出して、その上での夕食前の空腹という最高のスパイスをこのラーメンに掛けてやるんだ!

さらに、これが今回の新兵器!

Sinkyabe2kowa30

ふはははははははははははははははは!!!

これで勝ったも同然だ!

正直、さすがの激辛王でも、激辛を食べた後の胃は少しばかり面倒になるのを知っている。

ならば、事前に胃を保護膜で守っておけばいいのだ!

意気揚々と新宿から歩く。

ドキドキが止まらない。

フルスロットルな脳内。

これでもかという距離を歩いて、腹も空かせ、ようやく、ようやく辿り着いた決戦の地。

Cimg0081 「やぐら亭」

ここの「ほたる(\1,050)」と言うのが宇宙一辛いらしい。

もともと激辛なラーメンに、辛さのレベル1から10まで選べて、レベル1つ上がるごとに\110増えていく。

初めて来店の人はレベル5までと決まっているらしく、その限界のレベル5を注文。

もうワクワクドキドキ、腹ペコペーコ( ^ω^ )

そして・・・・・・

Cimg0082

写真では分からないと思うが、出された直後、青白い炎がスープから出てるんだよ、マジで。

一見、普通の支那そば。

正直、僕は太ちぢれ麺、そして味噌が好きなので、これを見た瞬間に美味そうとは思わなかった。

そして、レンゲに問題のスープをすくって口に持っていった。

 

 

 

 

『アーサー王、すぐに兵を呼んで参ります。こちらに』

「ベディヴィエール」

『意識が戻られましたか?』

「少し、夢を見ていた」

『夢、ですか?』

「ああ、あまり見たことがないものでな。貴重な体験をした」

『では、お気遣いなくお休み下さい。また目を瞑れば、きっと夢の続きが見られるはずです』

「夢の続き・・・同じ夢を見られるのか?」

くっ・・・・・・はい、私にも経験があります。強く願えば』

「そうか。そなたは博識だな」

「・・・ベディヴィエール、我が剣を取れ。よいか、この森を抜け、あの血塗られた丘を越えるのだ。その先にある、深い湖に我が剣を投げ入れよ。」

 

 

 

 

はっ!!

少しの間、生前の記憶が蘇っていた。

魂だけが前世に行ったとでもいうのか!?

そして魂が現世(やぐら亭)に戻って来たとき、僕自身、燃え上がる業火の中にいた。

 

死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねしね死ね死ね死ね死ね死ね死ね

 

全身が熱い。

持ち上げた麺が口に入らない。

いや、“入れない”のだ。

熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い

全身が麻痺を起こし、意識はあるものの、脳からの命令に全身のシナプスが反応しない。

涙?

泣いているのか、僕は?

それでも僕は、理想を追い続けた。

どこまでも遠い、どこまでも果てしない理想を。

“I am the bone of my sword”

僕は詠唱した。

“Steel is my body, and fire is my blood”

全身の自分が持ちうる全ての魔術回路を限界を越えて開放した。

そして、ようやく麺を口に持っていくことができた。

 

死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねしね死ね死ね死ね死ね死ね死ね

 

血管が熱い。

全身の毛細血管が破裂し始めた。

体が、体である機能を停止した。

止めたと言うよりはその機能を放棄したのであろう。

もうダメだと。

僕の意志とは無関係に体はその場に固まった。

でも僕には目指すものがある。

ここで終わるわけにはいかない。

逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ

“I have created over a thousand blades

Unknow to deth, nor known to life”

うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

体が焼けると同時に、体内の魔術回路が暴走を始めた。

呼吸が出来ない。

管が完全に麻痺していて、その通路を開けてくれない。

ぐがあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

“Have withstood pain to creat many weapons

Yet, those hands will never hold anything”

目が見えない。

眼球の視神経線維が消え、網膜がその層が希薄する。

なら、今見えているのは何だ。

それが僕の理想なのか。

理想。。。

“So as I pray, unlimited blade works”

味覚嗅覚触覚視覚聴覚その全てを失い、ただ目指すものはこの「ほたる」のみ。

 

死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねしね死ね死ね死ね死ね死ね死ね

 

またきたか。

もはや今の僕にはどうでもいい。

そんなに命が欲しけりゃ、くれてやるわ!!!!!

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

 

 

『アーサー王、今を生きるのです』

『今、あなたがいなくなってしまっては、誰が国を治めるのですか?』

『アーサー王・・・』

 

 

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

 

 

Cimg0083

 

 

「ありがとう、ベディヴィエール。これが私の限界だ」

 

 

麺や具は食べた。しかしスープを少し残してしまった。

初めての敗北か。

どうやら麺にもブラジル産の生のハバネロを擦り込んでいるらしく、最後のスープまで飲むことが出来なかった。

食べた麺とスープを消化しようと必死に胃が動くに連れて、胃に溜まった生ハバネロが僕を苦しめる。

もうその場に1時間以上居続けた。

動けない。

動きたくない。

何とか床を這って隣にあるスーパーに行って、乳製品を買いだめして、5分単位で胃に入れていた。

にも拘わらず、胃が焼けるように痛い。

痛いなんてもんじゃない、これこそ死だ。

死なんだよ。

乳酸菌、何やってんだよ。

お前は生きて腸まで届くんだろ?

「生きたまま腸内に到達する乳酸菌・Lカゼイシロタ株」

そう、生きたまま。

生きたまま?

腸まで?

おい、乳酸菌!

敵は胃なんだよ、胃!

生きて腸まで行ってどうするんだ!

死んでもいいから胃で戦え!

なに素通りしてんだよ!

業務を怠るな!

 

“死力を尽くして任務にあたれ”

“生ある限り最善を尽くせ”

“決して犬死にするな”

 

僕は、この日、夜中、一睡もすることができなかった。

胃が痛い。

胃が完全に消化しきれていない。

胃薬を飲んでも、治らないこの痛み苦しみ。

痛みと書いて死と読む。

深夜4時。

僕はこの胃に溜まった“この世全ての悪(アンリ・マユ)”を吐き出し、ようやく瞳を閉じることができた。

 

 

もう、辛いものなんて一生食べない。

 

 

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コメント

すげーな!!麺と具が喰えただけでもスゲーよ!!
汚い話だけど下痢した時う◯こ真っ黒じゃなかった??笑
次はLV6の報告ヨロシク

投稿: シンc | 2009年8月28日 (金) 08時36分

あんた男だよかっこいいよ…!!
それにしても…なんでそこまで頑張れるのかわからない…
違うところにそのエネルギ-使えばいいのに!!笑


レベル1なら私も食べてみたいなあ。
でもわたし北極で挫折したクチからなあ。笑

投稿: さお | 2009年8月28日 (金) 10時37分

>しんc

そう黒い下痢だった。
でも痔が再発してトイレは赤黒くなってたよ。。。
小便も先っぽが辛くて痛かった。。。


>さお

レベル1ならたぶん大丈夫じゃない?
支那そば好きなら全然おk
でも、筆者はもう辛いの食べないよ。。。

投稿: 嶺上開花 | 2009年8月29日 (土) 02時13分

面白い記事ありがとう!
筆者の頑張りに感動した(笑

今度挑戦してみるーー!

投稿: | 2012年6月16日 (土) 15時40分

ありがとうございます^^是非挑戦してみてください!

投稿: 嶺上開花 | 2012年7月22日 (日) 23時39分

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